警視庁公安部は、9月26日、正当な理由なく自宅で黒色火薬約250グラムなどを所持していたとして、東京都杉並区宮前の自営業の男(42)を火薬類取締法違反(所持)の疑いで逮捕した。
発端は昨年、ネット通販で購入した肥料について事業者が「不審な購入者がいる」と通報したことで、SNS上の燃焼動画の確認や今年1月の家宅捜索を経て逮捕に至った。
事案の概要
逮捕容疑は、今年1月26日、杉並区の自宅で許可や正当な理由がないにもかかわらず、黒色火薬など計約250グラムを所持した疑い。
黒色火薬は、複数の食品保存容器に分けて保管されており、人形のような形をした手製の花火なども自宅から見つかっている。
捜査経緯
容疑者は、昨年夏ごろ、家庭菜園や農業用の肥料として使われる材料をネット通販で購入した。
この材料は黒色火薬の原料にもなり得るもので、購入者として登録された氏名・住所が届け先と異なっていたことや、使用目的があいまいだったことから事業者が不審に思い、昨年秋ごろ警視庁に情報提供した。
捜査の結果、別人名義で購入していたことが判明し、さらに、容疑者のSNSには火薬のようなものに火を付け、屋外で半径数メートルにわたって燃え広がる様子を撮影した動画が投稿されていた。
警視庁公安部は、今年1月に自宅を家宅捜索し、黒色火薬約250グラムや手製の花火などを押収。容疑が固まったとして9月26日に逮捕した。
今後の見通し
警視庁公安部は、通販で購入した肥料を原料に黒色火薬を製造していた可能性があるとみて、製造の有無や動機について捜査を進める方針。
参考
黒色火薬所持容疑で42歳男逮捕 別人名義で原料購入、業者が通報―警視庁(時事通信・2026年9月26日)